養育費の増額調停に対し、適正な金額に調整できた事例
- cases528
- 2018年01月23日更新
- 30代
- 男性
- 自営業
- 養育費
- 調停
- 増額
ご相談に至った経緯
ご相談者Aさんは、婚外子の母であるBさんから養育費の増額調停を受け、相談に至りました。
ご相談内容
相手方からの申し立ての内容が適正な金額なのかどうか、どのように交渉すればいいかということで、調停で対応するために受任となりました。
ベリーベストの対応とその結果
たしかに厳密に計算すると増額はあり得るところですが、他方でこちら側にも増額できない事情(収入の面、現在婚姻中の妻および子どもらに支出する費用の面等)があり、それらの事情を調停時においては主張しました。
無論、子どものために養育費は必要であることは間違いありませんが、それによってAさんの家庭にまで影響が生じるようなことはあっては本末転倒である旨、しっかり事情を伝えた結果、最終的には従前の金額よりの内容にて調整ができた形になります。
【解決のポイント】
子どものことを考えると、適正な金額より上の母方の主張を受け入れることもひとつの対応として尊重に値しますが、他方でそれを酌みすぎることにより、自身の今の生活に影響がでることは望ましいことではありません。
適正な金額としての提示に伴う根拠があるのであれば、代理人を介してそれらの事情はしっかりと伝えるべきであり、本件においては、それが奏功したものであると考えています。
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